「アクセス数を増やす=SEO対策さえしておけばアクセス数が増える」
といった考えが先行しているように思います。
『SEO対策には、知識や手法が必要』です。
そこで、SEOについて簡単に説明したいと思います。
SEOとは、”Search Engine Optimization” の略で、『検索エンジン最適化』を意味します。
検索結果でWebサイトがより多く露出されるために行う、一連の取り組みのことを『SEO対策』といいます。
企業がSEO対策を実施することの目的は、検索を通じてビジネスを成長させることです。
正しいSEO対策の方法は、「設計」「技術」「マーケティング」などあらゆる側面からサイトを改善することを通じて、Webサイトが検索結果でより多くの露出を得ることを実現できます。
サイトへの訪問数が増えるだけではなく、お問い合わせ数や売り上げといったビジネス成果につなげることが、SEOを行うことで得られる成果です。
短期的な目線では順位や訪問数の増加を求めるだけになってしまいます。
長期的な目線で取り組むことで、Webサイトの最終的な成果までを含めて、ビジネスの成長を実現することが出来ます。
上位表示を実現することだけを考えた技術こそがSEO対策である、とした認識を多くの方が持たれているのが現状です。
SEOを考える上でGoogleのビジネスモデルや思想を知ることは、自社サイトで行う施策が良い施策なのか判断するために最低限必要な知識です。
Googleで行うSEOでは、まずは下記の3点を理解し実行することが重要です。
・検索キーワードに応えるページにする
・ページの内容をGoogleにわかりやすく伝える
・リンクを集めることでサイト価値を高める
①検索キーワードに応えるページにする
Googleはユーザーの検索目的をより満たせそうなWebサイトを上位に表示させるようアルゴリズムの刷新を行っています。上位にヒットさせたいキーワードに見合ったWebサイト及びコンテンツを作ることがSEOの前提です。
②ページの内容をGoogleにわかりやすく伝える
【例】
1. タイトルタグやmetaタグに重要なキーワードを含める
2. 見出しや本文に重要なキーワードを出現させる
3. 画像など非テキスト情報には代替となるテキスト要素を記述する
4. アンカーテキストでリンク先の情報を正しく伝える
5. デザインが不要な文字情報はテキストとして表現する
6. 不完全なアルゴリズムの隙を突き、検索エンジンを欺くようなことをしない
③リンクを集めることでサイト価値を高める
Googleは被リンクの状況を見て、例えば下記のような評価を行います。
・人気のあるページには様々なサイトからたくさんリンクが集まる
・信頼のおけるサイトからリンクされるサイトは信頼できる
・同じテーマを扱うコンテンツからよくリンクされるページは、より貴重な情報を発信するサイトである
・リンク元のアンカーテキストの中に多く含まれるキーワードは、そのページの特に重要なテーマである
・内部対策
・外部対策
それぞれの内容はその名の通りで、内部対策はサイトの内部について行う対策、外部対策はサイトの外部について行う対策です。
【内部対策】
・サイトのコンテンツの充実度
・サイトの見やすさ
・コンテンツにマッチしたキーワード
【外部対策】
=被リンクの質と数。
リンクが貼られるということは、そのページの情報を支持しているとみなすことができます。
そのため被リンクが、サイト内部からは測ることのできない、ユーザー視点でのページのコンテンツの価値指標として用いられます。
・自然発生的なリンク
・リンク元との内容の関連度が高いリンク
・リンク元のコンテンツが良質なリンク
・良質なコンテンツでSNSでの拡散を狙うのも有効
【ブラックハットSEO】
検索エンジンのアルゴリズムの裏をかいた悪質な技術によって、Webサイトの検索順位を上げようとすることです。
このような施策はスパム行為と判定され、ペナルティとして対象ページの検索順位を下落させられたり、最悪の場合はインデックス削除を受ける(検索結果に一切現れなくなる)こともあります。
【ホワイトハットSEO】
検索エンジンのガイドラインに沿って、Webサイトを最適化することです。
SEO対策で成果を確実に出すためには、SEOやGoogleの検索結果上におけるトレンドをある程度、理解していることが理想です。
まずは、SEOの基本は抑えておきましょう。